順天堂大学GAUDIでは、2019年10月より、経済産業省関東経済産業局様とのコラボレーションにより、「医師 × 企業 架け橋ピッチ」(以下、架け橋ピッチ)を開催しています。
「医師×企業架け橋ピッチ」のご案内(経済産業省関東経済産業局様HP)
https://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/iryokiki/juntendo_kakehashi.html
*誠に恐れ入りますが、既に公募は終了しております
「架け橋ピッチ」は、医療機器や医療システム・アプリケーション等の開発シーズを持つ企業の皆様に、本学の臨床医及び医療従事者にプレゼンテーションを行う場をアレンジし、製品開発・改良にとって有意な情報を入手して頂くことを目的にした官学連携イベントです。開発シーズと臨床現場のニーズがマッチした場合には、本学との共同研究プロジェクトへの展開すること、更には、プロジェクトの立ち上げ・運営をGAUDIとしてご支援することも見据えながら運営しています。
「医師×企業架け橋ピッチ」の開催イメージ(写真)
「架け橋ピッチ」では、ご応募頂いた医療機器開発事業者様に対し、GAUDI事務局(研究開発支援部門所属の医師、薬事の専門家、事業開発責任者経験者、コンサルタント、弁理士からなる専門家チーム)にて、開発シーズについて詳しいヒアリングを行います。ヒアリング内容を基に、開発シーズの対象疾患を専門とする診療科・診療部門へコンタクトを取り、事前に情報をインプットすることで、ピッチ当日、有意義なディスカッションができる環境を提供しています。
10月開催の第1回「架け橋ピッチ」では4社が、11月開催の第2回では3社が参加し、各社1時間程度のピッチイベントをする中で、活発な意見交換が行われました。医師だけでなく関連する看護師・技師等の参加もあり、製品の臨床的意義、製品化に向けてのステップ、取得すべき臨床データ、製品導入で必要となる現場オペレーション等、臨床導入する上で検討すべき論点が多様な視点から議論されました。
「架け橋ピッチ」は、第3回を2020年1月に実施します。今後も、産業界と医療界の垣根を越えて、医師や医療従事者と企業の皆様、学外研究者の皆様とのコミュニケーションを促進し、新たな医療イノベーションの創出の芽が一つでも多く生まれるよう、GAUDIプログラムを推進して参ります。